この記事では、電脳少女シロさん関連の書籍を3冊レビューします。
「情報量」「構成」「シロちゃん堪能度」の3つの項目から、5段階で評価しました。ネタバレはないのでご安心ください。
現在もすべて入手できるものばかりなので、この機会にぜひ読んでみてくださいね!
今回は、VTuber黎明期から活動しているベテランVTuber 電脳少女シロさんを徹底的に深掘り! この記事では、電脳少女シロさんのプロフィール、概要、略歴、ブレイクしたきっかけをまとめました。 電脳少女シロのプロフィール […]
①電脳少女シロ フォトエッセイ 電脳濃厚しあわせバター味

出版社:KADOKAWA Game Linkage
発売日:2019年12月25日
大人気VTuber電脳少女シロが初めて、自分の言葉で自分を語るフォトエッセイ。
誕生から現在までの活動を振り返る。
引用:電脳少女シロ フォトエッセイ 電脳濃厚しあわせバター味 – KADOKAWA
情報量:★★★★★
構成:★★★★☆
シロちゃん堪能度:★★★★★
デビューから2019年までの活動、シロぐみさん(リスナー)への想いなどをまとめたエッセイ本。
動画の裏話、日常、好きなことなどなど……。普段はなかなか語られない自分の想いを、電脳少女シロさんらしい素直な言葉でつづっています。さまざまなテーマの全47のエッセイをまとめており情報量は充分です。
文字数は1エッセイにつき約1000~2000文字。関連動画へのQRコードも掲載しているので、すぐに確認できる点もGoodですね。普段の雑談配信を文字起こししたような感覚で、サラッと読むことができます。
よくあるエッセイのように写真やイラストでごまかさず、しっかりと自分の言葉で綴っている点が高評価。豊富な語彙力&シロちゃん節はエッセイでもしっかり発揮されています。
唯一惜しい点だったのが、フォトグラビアの既出カットが多かったこと。せっかくのカラー誌面なのですから、YouTubeでは見られない新規カットやイラストも見てみたかったです。
間違いなく、シロぐみさんなら購入して損はない逸品です! 電子書籍版もありますよ。
②バーチャルYouTuber 電脳少女シロ 公式コミックアンソロジー ~ぱいーん☆しよう編

出版社:KADOKAWA
監修・協力:電脳少女シロ
発売日:2018年7月27日
チャンネル登録者数45万人超えの大人気バーチャルYouTuber『電脳少女シロ』が早くもコミックアンソロジーになって登場! ばあちゃるやシロ組も大集合で繰り広げるドタバタな日常?をお見逃しなく――!!
情報量:★★★☆☆
構成:★★★★☆
シロちゃん堪能度:★★★★☆
有名漫画家・同人作家総勢18名が参加した電脳少女シロが主役の公式アンソロジー。全体的にギャグ色が濃い一冊です。
表紙イラストは「NewGame!」の作者 得能正太郎先生が担当されています。電脳少女シロさんは3Dモデルでの活動がメインなので、公式の2Dイラストで描かれるのはかなり新鮮でした。
活動初期に出版された本なので今の電脳少女シロさんのキャラとは少し異なる印象もあるかもしれません。ですが、概ね今に通じるキャラは定まっているので違和感なく読めると思います。
アンソロジーは多くの作家が描くというメリットがあります。一方で、キャラ・設定崩壊などのデメリットもあるため人によっては苦手という方も少なくありません。ですが、本作は電脳少女シロさんのことをよく調べているのでそこまでキャラ崩壊はありませんでした。ファンならニヤリとする小ネタもたくさん拾っていました。
シロぐみさんの思い描く電脳少女シロ像をきっちり描写しているので、こうした心配はなく安心して読めます。きちんと監修されていますね。
個人的には、ばあちゃる氏の存在が便利すぎて多くの作品で多用しすぎな気も……。
③電脳少女シロとアイドル部の清楚な日常 目指せ学園祭大成功!

電脳世界に存在する学校――私立ばあちゃる学園。そこには、電脳少女シロちゃんの後輩にあたるグループ「アイドル部」に所属する12名の少女がいた。牛巻りこ、花京院ちえり、神楽すず、カルロ・ピノ、木曽あずき、北上双葉、金剛いろは、猫乃木もち、もこ田めめめ、八重沢なとり、ヤマト イオリ、夜桜たま――誰もが一人前のアイドルを目指し、ばあちゃるPの下で配信や動画にイベントと日々頑張っていた。そんな彼女たちの“清楚”な日常を世界初・ライトノベルでお届け!
シロちゃんに見守られながら、学園祭のアイドル部ステージ大成功を目指します!
出版社:KADOKAWA
原作・原案協力:.LIVE著者、姫ノ木あく
発売日:2019年4月25日
情報量:★★★☆☆(※アイドル部ファンであれば★★★★★)
構成:★★★★☆
シロちゃん堪能度:★★☆☆☆
電脳少女シロさんとその後輩であるアイドル部12名が登場する学園ラノベ。作者は、ノベライズ版ハイスクール・フリートを担当した姫ノ木あく先生です。
学園祭の舞台で憧れのシロちゃんに自分たちのがんばる姿を観てもらうために奮闘するという、王道の学園日常もの。
タイトルには「電脳少女シロ」と付いているのですが、本作はどちらかといえば旧アイドル部12名がメインのストーリー。そのため、アイドル部のことをある程度知っている人向けです。
電脳少女シロさんはアイドル部メンバーの憧れ・象徴という役割のためか、出番はやや少なめ。その分、登場した際の存在感は抜群ですね。
登場人物が12名+1名という大所帯なため、三人称視点で進行。それぞれに必ず見どころが用意されているので、アイドル部ファンにもうれしい作りとなっています。
ファンの方はご存じのように、2021年4月をもってアイドル部は全員卒業。既に引退したメンバーも多いため、本作を紹介するのは正直なところ迷いました。
ですが、本作はアイドル部の目指したかったものがたくさん詰まった作品だと思います。電脳少女シロさんや旧アイドル部メンバーの現在へとつながっていることは間違いありません。
せっかくなら読んでみてほしいなと想い、今回掲載に踏み切りました。
今回は、VTuber黎明期から活動しているベテランVTuber 電脳少女シロさんを徹底的に深掘り! この記事では、電脳少女シロさんのプロフィール、概要、略歴、ブレイクしたきっかけをまとめました。 電脳少女シロのプロフィール […]