古参リスナーがよく言っているVTuberの旧四天王って誰のこと?
今回は、初期のVTuber界の成長に貢献した5人の先駆者たちを紹介します。
かつて四天王と呼ばれたキズナアイさん、電脳少女シロさん、ミライアカリさん、輝夜月さん、ねこますさん。
個性豊かなVTuberたちが切り開いた道は、どのように界隈を盛り上げたのでしょうか。
この記事では、彼女たち旧四天王の魅力、功績、現在に迫ります。
キズナアイ
キズナアイさんは、2016年12月に活動を開始したVTuber。Kizunaai株式会社所属の企業勢1です。
『世界初のVTuber』を自称し、そのポンコツながらも魅力的なキャラクターで多くのファンの心を掴みました。四天王の中では、『親分』という立ち位置です。
アバターは、ハートの形をしたピンク色のカチューシャが特徴の少女。明るく元気な『正当派ヒロイン』を体現した、可愛らしいデザインです。
性格は、楽観的で好奇心旺盛。主な活動ジャンルは、ゲーム実況・歌・バラエティなど。
ゲームはあまり上手くはないものの、最初から最後までとにかく賑やかな実況スタイル。一方で、歌とダンスはとても上手で、メジャーデビューも果たす実力の持ち主です。
しかし、2022年2月26日のラストライブをもって無期限の活動休止に入りました2。
キズナアイの気になる動き
8回目の誕生日を迎えた2024年6月30日。
プレミア公開された「Me in the dream」という動画。
そしてX(旧Twitter)でキズナアイさんのプロデューサーを名乗るTsumugu氏の意味深な投稿。
いよいよキズナアイさんが復活するのか?と話題になりました。
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電脳少女シロ
電脳少女シロさんは、2017年8月12日に活動を開始したVTuber。VTuber事務所『.Live』(どっとライブ)所属の企業勢3です。
白髪青目とふわふわした可愛いしゃべり方が特徴の少女。ゆるふわな雰囲気で、マイペースな性格。しかし、狂気的な発言や行動が物騒になることも多く、そのギャップもまた良し。
主な活動ジャンルは、ゲーム実況や視聴者参加企画など。
ゲームの腕前はかなりのもの。特に、一時期どハマりしていた超人気FPS『Apex Legends』は戦闘AIの片鱗を見せてくれました。
実は英語が非常に堪能。活動初期には英語配信をしたり、Vshojoと日本のVTuberとのコラボでは通訳としても大活躍しました。
VTuberとして初めて地上波番組にレギュラー出演するなど、業界の知名度アップにも大きく貢献しています。
活動休止や引退した旧四天王が大半を占める中、現在もマイペースに活動されています。
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ミライアカリ
ミライアカリさんは、2017年10月27日に活動を開始したVTuber4。GOOM STUDIO(※現在は解散)所属の企業勢です5。
アバターは、金髪ポニーテールと青色を基調としたセクシーな衣装。衣装を着ていてもはっきりわかるスタイル抜群のお姉さんといった見た目。
性格はとてもノリがよく明るい陽キャ。下ネタもバッチ来い!
主な活動ジャンルは、歌、バラエティ、ゲーム実況など。活動中期からは音楽方面に力を入れており、変幻自在な歌声は高く評価されています。
陽キャならではの高すぎるコミュニケーション能力は多方面で発揮され、YouTubeを飛び出してテレビやラジオなどのメディアでも活躍。VTuber界を盛り上げました。
しかし、2023年3月31日をもって活動を引退しています。その後、『元四天王』を名乗る新たなVTuberが誕生しますが、彼女との関係性は果たして……!?6
輝夜月
輝夜月(カグヤルナ)さんは、2017年12月9日に活動を開始したVTuber7。
白髪ツインテールの勝ち気なギャルっぽい見た目に反し、声はかなり特徴的なハムボ(※アニメ版ハム太郎のような声)というギャップが人気を博しました。
そんな彼女の性格を一言で言うなら、おもしれー女。ハイテンションでとにかく賑やかです。
主な活動ジャンルはバラエティ。企画力は半端なく、数分間でテンポよく楽しめるものばかりです。
VTuberとして初めてVRライブを開催し、大成功に導くなど音楽方面でも活躍しました。
2020年10月30日の動画投稿をもって、活動休止状態。正式な引退発表こそされていませんが、公式ファンクラブも終了しているため、事実上の引退状態8になっています。
ねこます(バーチャルのじゃロリ狐娘元Youtuberおじさん)
ねこますさんは、2017年11月8日に活動を開始した個人勢の元VTuber。
金髪ツインテールにケモ耳幼女というこれでもかと属性を詰め込んだ外見ですが、声を聞けばわかる通り中身はおじさん。
実はバ美肉おじさんの開祖でもあるすごいお方です。
今でこそVTuberの配信機材は充実していますが、2017年当時はあまり充実していませんでした。
個人でも調達できる機材で創意工夫をこらして配信活動を行うなど、個人勢の技術発展に大きく貢献されました。彼に影響されて活動を始めたバ美肉おじさんたちも数知れません。
しかし、2018年7月26日にVTuberとしての活動は引退されています。ご本人もVTuberとして扱われたくないと公言されているため9、本記事でも元VTuberとして表記しています。
しかし、2021年3月からは再びYouTubeのチャンネル運営を再開10。VRChatも含め、不定期に活動されています。
現在も、電脳少女シロさんなど、親交があったVTuberとも交流は続いているようです。
VTuber界に貢献した伝説の旧四天王
今回は、初期のVTuber界を支えた旧四天王――キズナアイさん、電脳少女シロさん、ミライアカリさん、輝夜月さん、そしてねこますさんを解説しました。
彼女たちが残した足跡は、VTuber界における伝説としてこれからも語り継がれていくことでしょう。